WT−300

ある方から杉の心材を30本ほど頂いたのをきっかけに、旋盤加工がやってみたくなり、早々ネットで購入。

入金翌日にはメーカーより発送、次の日には我が家に到着・・・運送屋さんが一人で抱えて持ってきましたが、さすがに重そうだったので、手伝って工房脇まで運びました。
これは既に組み立てて、台座にセットし、試し削りをした後の状態。
色々な方のHPを見ていると、延長した形で固定するのが良いとのことで、早々台作りに着手・・・野縁材を骨組みにし、その上に1*4材を5枚並べて貼り付け、450*1500のベースが完成。
そのベースに8ミリのボルト・ナットで本体を固定。
取説通りに4ヶ所固定したのだが、モーターベースがグラグラの状態でVベルトにテンションをかけることも出来ず、おまけに振動まで発生する。
そこで写真のように、モーターベースの下にスペーサーとして1*4材を挟み込んで、コーチスクリューで固定した・・・これで振動も少なくなった様子。
これは延長パイプの接合部分・・・他のページでも同じ状況だったようだが、パイプ下部に付いているキーの位置が完全な直線ではなく、0.5ミリほどずれていたため、パーツがスムーズに移動できない。

そこで、延長パイプ側のキー部先端をヤスリで面取りしご覧のような形で取り付けた。

ロールオーバーします
これは収納状態。

重さ35キロで450*1500*350のサイズのものを平置きにするだけのスペースが工房内では確保できないので、ご覧のように縦に収納することとした。

使用の度に作業台の上まで移動させて使用するのだが、これが結構疲れる・・・そこで、写真の状態で床に接する部分に自在型のストッパー付キャスターを取り付け、少しでも移動が楽なようにしました。

バイトも8本セットが付いていましたが、どうなんでしょうか?・・・一応、グラインダーと砥石で仕上げて試し削りをしてみましたが、綺麗に削れない・・・これって私の腕が悪いから?それともバイトが切れないから?

ロールオーバーします
これは作品の高台を削るときのチャックとして作った物・・・4つ爪チャックで挟むと、傷が付いたり、割れたりする恐れがあるので、これを面板に取り付け、何らかの方法で作品を挟み込むように保持・・・と考えたのですが、実際には、ロールオーバーのように4つ爪チャックと作品の間にゴムシートを挟んで作業しています。

小さな作品の場合、あまり強い力で締め付けなくても良いので、傷が付くこともないようです。

しかし、これもいずれ実用化を考えます。

ロールオーバーします
これは手作りのバイト。
オフコでHSSの平角棒を購入しグラインダーでひたすら削って作りました・・・私の持っているのは、高速のグラインダーですから、ちょっと削っては水で冷やし・・・というのを繰り返し、何とか形になりました。

この平角棒は10センチちょっとの長さしかないので、ご覧のようにハンドルを延長しました。
これも上と同じくオフコで材料を購入したのですが、材料が薄すぎて、強度が不安・・・ハンドルは、木の丸棒に切れ目を入れて挟み込んだだけ・・・これでも弱いときは、更に深く挟み込んで、刃先の出代を短くすれば何とか使えるでしょう?

練習を重ねるたびに色々なバイトが欲しくなるのですが、何せ高い・・・自作で我慢しましょうっと・・・しばらくは。
ダイヤルゲージです。

材料の正確なセンター出しに使います。
本来はモーターなどの軸のぶれを修正するための物なので、0.01ミリ単位で計測できます。
木工旋盤ではそこまでの精度は必要ないので、かなりアバウトに調整しています。


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